過去、食用のミミズで作られたハンバーガーがあるという都市伝説にもなった食用ミミズ。
目がない、足がない、身体が長くてウネウネしている。
見た目には苦手な方も多いでしょうが、食用ミミズはとても高価なものでちょっとした効能を持っている生物です。
食用ミミズは食べても大丈夫?
食用のミミズは食べても問題はありません。
ただしきちんとした下処理をしておかないとミミズの体内にある泥が悪さをして、泥臭い味になってしまいます。
ミミズを焼いたりして食べる習慣もありますがどちらかというと漢方薬としての用途が多かったとのことです。
日本に生息しているミミズの種類、食用は?
日本には数多くのミミズが生息しています。
土の中に生息しているツリミミズやフトミミズ。
水の中に生息しているミズミミズやイトミミズなどです。
食用で漢方薬に用いられているのは赤ミミズという種類であり、身体が赤いのが特徴です。
赤ミミズは表皮を乾燥させて使われています。
その効能は目を見張るものが多く、値段も100グラムで一万をする高級品や、もう少しランクが落ちるものでも100グラム約800円はするとされています。
食用ミミズにはどんな効能がある?
赤ミミズを乾燥させた粉末には血栓を溶かす酵素が含まれており、体内の血栓を予防する働きがあります。
血栓とは血液中にできる塊のようなもので、血栓があることで血管が詰まってしまい、塞栓症を引き起こしてしまいます。
また高血圧や色々な症状が出てくるので注意が必要です。
赤ミミズの粉末にはそんな血栓を酵素で溶かす働きがあります。
赤ミミズは「ルンブルクスルベルス」という名前がつけられており、血栓を溶かす効果は「ルンプロキナーゼ」と呼ばれ、血栓予防だけではなく、解熱、気管支喘息の発作を和らげる効能なども持っています。
まとめ
虫が苦手な方は毛嫌いをしてしまいがちなミミズですが、昔から日本に生息し、その効果は高いものがあります。
ミミズを使った漢方薬も少しお高めではありますが、健康促進を気にしている方は購入を検討してみるのもいいですね。