釣りをよくする人は、釣具店の生き餌コーナーにいるにょろにょろした生き物たちを目にすることが多いですよね。
しかし、同じような形のイソメとミミズはいったいどう違うのでしょうか?
決定的な違いはあるのか…?
ということで、今回はイソメとミミズの違いについてまとめました。
イソメとは?
一般的に見ることが多いものは“アオイソメ”というものです。
アオイソメはミミズと同じ環形動物に分類されています。
活きの良いイソメはお魚たちの大好物で、よく釣れます。
見た目はミミズの足がたくさん生えたもの、と広く認識されています。
ミミズとは?
ミミズは釣りをしない人でも雨の日や雨上がりなんかによく見ますよね。
しかし、このミミズもまた釣り餌として人気があるんです。
釣りをしない人は、陸地や土の中にいる生き物、と認識しがちですが、実はミミズは水域に生息しているものもいるんです。
雨の日にミミズが多くみられるのは、土が濡れてしまうと酸素が足りなくなって地上に出てくるからなんですよ!
イソメとミミズの違いとは?
先ほど、イソメとミミズは同じ“環形動物”に分類されているとお話ししました。
環形動物というのは、主に細長くてうねうねした生き物の総称をいいます。
その中でも分かれているのですが、イソメは“環形動物門多毛網”、ミミズは“環形動物門貧毛網”に分けられています。
多毛、貧毛というのは手足のことをいっており、ミミズのように手足がないものは貧毛網、イソメのように手足がたくさんあるものは多毛網と言われています。
イソメとミミズの決定的な違いは?と聞かれたら、多毛網か貧毛網か、の違いということになります。
また、イソメは海釣りに最適と言われていますが、ミミズは実は海釣りには適していないんです。
よく河口でうなぎを釣るのにミミズが使われていますが、海では浸透圧が違うのでミミズの水分が抜けてしまうだけでなく、繊維が少ないのですぐ針から外れてしまいます。
ただ、臭いは強いので全く釣れないわけでもありませんが、やっぱり海釣りをするのであればイソメを購入するに越したことはないでしょう!
まとめ
- イソメは環形動物門多毛網(手足がある)
- ミミズは環形動物門貧毛網(手足がない)
- 海釣りはイソメ、渓流釣りや河口釣りはミミズと使い分けられている