川を見ていると、いろいろな生き物がいますね。
魚はもちろんですが、川によってはザリガニやヤドカリなんかも見ることができるでしょう。
しかし、そこにミミズがにょろっと現れたらどうでしょう。
びっくりすると同時に「おぼれているのか?」「呼吸できないのではないか?」と考えてしまいます。
魚釣りはミミズを餌にして魚を釣ったりもしますよね。
水中でミミズはどうなっているのでしょうか。
今回は、そんなミミズが水中で生きていくことができるのかどうか調べてみました。
ミミズは皮膚呼吸
ミミズは肺呼吸ではなく皮膚呼吸です。
とはいっても、空気中の酸素を吸って呼吸しているのではなく、水分についた酸素を吸収しているのです。
ミミズが乾いたところや日光がよく当たるところで干からびているのを見かけたことはありませんか。
あの姿は、体の表面の水分がなくなってしまったため、呼吸ができなくなったと考えられます。
カエルも同様ですね。
水質は改善されるのか
植物や農作物を育てる時に、土壌を良い状態にしてくれるのがミミズです。
では、水は良い状態にしてくれるのでしょうか。
魚を飼っていると水槽は当然汚れてきます。
これは、餌の食べ残しなどがいちばんの原因ではありますが、水槽内の飼育密度にも原因があります。
その名の通り、水槽に対してどれくらい生き物がいるかということになります。
ミミズは魚の食べ残しを食べてくれることはありません。
コリドラスなどは魚の食べ残しを食べて水槽の底を綺麗にしてくれますが自身も糞をするので、それだけで水質が良くなることはないのです。
ですので、残念ながら、土の中でのミミズの良い働きぶりは水の中では期待できません。
水槽の中でミミズがいるのを目にしたことがあると思いますが、これはミミズも魚と一緒に飼育しているだけなのです。
まとめ
以上のことから、ミミズは水中でも生きていけるのです。
逆に水分がない場所では生きていけないのです。
魚類でもないのにすごいなぁと筆者は感心しました。