近年、ミミズを飼育して養殖する人が増えてきています。

しかし、しっかりやらないとせっかくのミミズが全滅…なんてことになりかねません!

という事で今回は、ミミズの正しい養殖方法についてまとめました。

ミミズ 養殖 方法

ミミズ養殖のメリット

ミミズの養殖、と聞くとなんだかうじゃうじゃして鳥肌が立ちそうになりますね。

ミミズが可愛くて仕方なく、ペットとして飼育しているという方は多くないでしょう。

では、ミミズを養殖する人はいったい何を目的としているのでしょうか。

その目的は大きく二つに分かれています。

まずは、畑や家庭菜園をしている人。

ミミズの糞はとても栄養豊富な堆肥となります。

その堆肥を入手する目的としてミミズを飼育します。

もちろん市販もされているのですが、ミミズを飼育することによって家庭から出る生ゴミを食べて減らしてくれるので、エコですよね!

ミミズに生ごみなどを食べさせることを“ミミズコンポスト”といいます。

もう一つは、釣りをする人が餌として飼育しています。

もちろんこれも釣り餌として販売されているのですが、お金をかけずにたくさんのミミズを手に入れるには養殖が一番手っ取り早いのです。

ミミズはどうやって繁殖する?

ミミズは1つの体にメスとオスの器官を持つ、“雌雄胴体”です。

なので、ミミズが二匹同じ箱の中に居れば繁殖することは可能なのです。

しかもミミズは卵から出てからおよそ2ヶ月で大人になり卵を産みます。

そこからは1週間に2~3個の卵を産むのですが、この卵は“卵胞”といって、その中に2~3匹のミミズが入っています。

箱の大きさに合わせてある程度増えると繁殖をやめてしまうのですが、大きい箱に移し替えたりすれば無限に増えていくのです。

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ミミズの養殖のやり方

ミミズを養殖するにはまずふたがしっかりと閉まる入れ物を用意しましょう。

家の中で飼育するのはちょっと…という場合は、大きめのゴミ箱やクーラーボックスのようにふたがしっかり閉まる箱を用意します。

箱の底に水が切れる穴をいくつか開け、通気性を良くします。

水分が抜けていかないとミミズは溺れてしまうので注意しましょう。

穴をあけたら腐葉土やココナッツ繊維などを混ぜて入れてあげます。

そこにミミズを入れ、生ゴミや新聞紙を少し土に埋めるようにして入れましょう。

その生ゴミをバクテリアが分解し、ミミズが食べてエサとします。

健康なミミズはどんどん卵を産んで増えてくれますよ!

まとめ

  1. ミミズを養殖するメリットは釣りの餌やミミズの堆肥
  2. ミミズは雌雄胴体なので、健康なミミズを二匹入れておくだけでもどんどん繁殖してくれる
  3. 飼育箱は必ずふたがしっかり閉まるものの底に穴をあけ、通気性をよくする
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