ミミズというのは、犬の体内では生きられないそうです。
従って犬の便にミミズが入っているということは考えにくいでしょう。
口から犬の体内にミミズが入ったとしても消化されるので、ミミズの形は残らないです。
ミミズでないとしたら、一体何の生物でしょうか…。
犬の便にミミズがいるはずない
犬の便を拾うときにミミズが付着したとしたら別ですが、普通、犬の便にミミズが入っていることはありえません。
犬から出たものであるとすれば、それはミミズ以外の生物と考えて間違いないでしょう。
ミミズ以外の生物の場合、厄介なのは回虫です。
回虫は、犬の消火器内の胃酸では亡くなりません。
ミミズでないなら犬の回虫を疑え
ミミズではなく、犬の回虫かもしれないですので、一度、獣医さんで寄生虫検査を受けてあげてください。
この回虫に関しては、最近、日本人の感染例も報告されており、耐性の強い種も出てきており、駆除するのに、時間と費用がかかりすぎることもあって、非常に懸念されております。
また、駆除薬は犬の生体に対して、負担がかなり大きいので、駆除薬投与にいたる前に、回虫に感染させないことが先決です。
これから梅雨が来たりして、高温多湿になりますので心配ですよね…
犬の健康診断も兼ねて獣医さんにご相談になったほうが安心だと思いますね。
ミミズなら胃酸で消化される
十中八九、ミミズではなく、犬の便にいるのは回虫ですね。
なぜなら、ミミズは、犬の体内の胃酸で亡くなり、消化されてしまうので、跡形が残りません。
つまり、犬の便にそのままの形で残っているはずありません。
そもそも、ミミズはたんぱく質でできている生物なので、犬の消化器官を経て、そのまま便といっしょに排出されることはありえないでしょう。
ミミズではなく、回虫である可能性が高いですので、すぐに獣医さんで、犬専用の虫下しをもらった方がいいと思います。
まとめ
犬の回虫にも色々種類があり、ミミズに似たものもいます。
簡単にミミズと決め付けないで、まず回虫を疑うことから始め、獣医さんに行って、犬の便の検便をしてもらってください。
食糞癖がある犬や、別の犬の肛門を舐めたりする犬がいますと人間にも寄生して、被害を被ることもありますので、犬の便にミミズのような生物が混じっていたら、単なるミミズと思わず、回虫を疑ってみてくださいね。