土中から聞こえる「ジー」と言う音。
これは本当にミミズの鳴き声でしょうか?
昔からミミズの鳴き声とされてきたようですが本当は違うようです。
何が鳴いているのか見て行きましょう。
昔からミミズは田畑の土壌改良に使われて来ました。
まだ虫の種類も知られていない頃なら、当時の人々が土中に住んでいるミミズが鳴いていると間違っても無理もないのかもしれません。
ミミズは鳴くのか?
そもそもミミズに発声器官があるのですか?
ミミズに発声器官はありません。
元々発生器官が無いので鳴く事も発声することが出来ません。
ミミズは土壌改良として益虫ともされます。
虫や小動物の餌として生物連鎖の一端を担っています。
オケラについて
オケラはコオロギの仲間です。
空も飛びますし、土中を掘って進む事も、水面を泳ぐことも出来ます。
オケラは生物的にもその適応範囲は広い稀に見る昆虫です。
このオケラは「ジー」と言う音で夏の夜を彩っています。
この音で夏の始まりを告げます。
田畑でも都会の側溝の植え込みからでも音は聞こえます。
結構音は大きく、気になる人もいるようです。
ジーと鳴く虫には、他にはクビキリギスというキリギリスの仲間もいます。
こちらはオケラに比べて細身で黄緑色をしています。
見つけるのは難しいのですが、草の裏を探してみると潜んでいるかもしれません。
どちらにしろ害虫ではありませんので優しく探してみて下さいね。
この音は動画サイトでも確認出来ますので、自分が聞いているのがどちらか聞いてみて確認するといいですね。
まとめ
以上のようにミミズとオケラの鳴き声についてまとめました。
ミミズには発声器官が無い。
鳴いているのはコオロギの仲間のオケラかクビキリギスであることがわかりました。
どちらも夏の訪れを告げる虫です。
中々見つけることは難しいようですが、鳴いていたら、静かにしてあげたいものですね。