まだまだミミズについては研究されている段階ではありますが、ミミズと人間の遺伝子は50%も同じものだと言われています。
生活環境も大きさも何もかも違うミミズと私たち人間はいったいどこで共通点があるのでしょうか?
という事で今回は、人間とミミズの遺伝子についてまとめました。
ミミズと人間は何が同じ?
ではいったい、ミミズと人間にはどのような共通点があるのでしょうか。
実はミミズと人間は殆どの臓器が一緒であることが分かっています。
人間にある脳、心臓、肺、肝臓、胃、小腸、大腸、肛門、それだけではなく胆嚢や脾臓、腎臓、副賢、性腺など、13もの人間と同じ器官がミミズには備わっています。
あの小さな体のどこにそんなにたくさんの臓器が詰まっているか不思議ですよね。
人間は哺乳類よりももっと大きく分類すると“新口動物”に分類されます。
ミミズも同じ新口動物であり、その新口動物の間では8600もの遺伝子が共有されていることが分かっています。
50%ってどれくらい?
50%も同じと聞くと『えっ…?』とちょっとかまえてしまいますが、実際50%ってどのくらいなんでしょうか。
たとえば隣に住んでいるなどの全くの赤の他人は、遺伝子が99.9%同じです。
残りの0.01%で遺伝性疾患などの情報の違いがあるんですね。
さらに、進化してヒトになるもっと前の姿であるネアンデルタール人は、99.8%も遺伝子が同じと言われています。
ちょっと難しいですが、こんなに長い年月を経てやっと0.02%の違いが出てくるという事です。
他にも同じ遺伝子の動物はたくさん
チンパンジーは一番人間に近い動物と言われています。
考えて行動することができるチンパンジーは99%人間と遺伝子が同じなんです。
犬は94%、猫は90%が人間と遺伝子が同じです。
ちなみに犬と猫の遺伝子は80%が同じと言われているので、人間よりも遠い存在なんですね。
そう考えていくと50%というのはすごく近いようでまだまだ遠いという事になりますね!
ミミズと同じ…?と嫌な気持ちになった方も、安心できたでしょうか!
まとめ
- ミミズと人間の遺伝子は50%が同じ
- 人間とチンパンジーは99%遺伝子が同じ
- 猫と人間は90%が同じ
- 50%と言えども、まだまだ遠い存在である