ミミズは、土を耕す益虫だと言われています。
では、具体的に、どんな良いことをしてくれているのでしょうか。
そして、どんなミミズが、どこにいるのが良いのでしょうか。
ミミズがしてくれること
ミミズは、土の中の有機物を食べ、それを糞の粒としてだし、そこには有用な微生物やリンやカリウムなどの植物の成長に必要な物質が多く含まれています。
そして、ミミズが動き回ってできた空間や、その粒になった糞は、土の中の空気の通りを良くします。
ミミズは、土を蘇らせ、植物が育ちやすい環境にしてくれるということです。
ミミズが迷惑であるとき
そんなミミズですが、迷惑な場合もあります。
例えば、芝生を育てている場合です。
青々とした芝生を育てたい人にとっては、ミミズの出す粒状の糞が、芝生の上に小山となって表れていては、見た目が非常に悪いです。
しかも、芝刈りをする際に、その糞の小山が機械の刃についてしまったりと、何かと厄介なのです。
なので、ゴルフ場など、美しい芝を作りたい場所では、ミミズは害虫にされてしまいます。
花壇や畑によくいるミミズ
フトミミズです。
日本で見かけるミミズの多くが、このフトミミズに属します。
その名の通り太く、地中に潜って生活しています。
繁殖力はあまり強くありません。
コンポストや落ち葉の下によくいるミミズ
シマミミズです。
このミミズは、土の中に潜るというより、落ち葉のしたなどに隠れて生きています。
なので、ミミズコンポストという、ミミズを飼うことによって有機物をエコに分解する箱にも、このシマミミズが利用されています。
繁殖力が強く、養殖が容易です。
まとめ
ミミズは一見どれも同じように見えますが、良く見ると違いがあり、それぞれの生活の様子も違います。
一般に畑や花壇でよく見かけるのがフトミミズで、林や落ち葉の集まる場所で良く見かけるのがシマミミズです。