築年数が古いお家の風呂場で目にしたことはないでしょうか。
ミミズのようなヒルのような細長い生き物・・・。
この正体は一体なんでしょう。
どこから入ってきたのか、わたしたち人間に害を及ぼすことがあるのでしょうか?
この生き物について調べてみました。
正体は!?
「コウガイビル」といいます。
名前にヒルと入っていますが、人間の血を吸うヒルとはまた違って、特に害はありません。
一見ミミズとよく似ているのですが、特徴としては、頭部が扇形になっており、体長は10cm~30cm、長いものでは1mを超えるものもいます。
しかし幅は1cm未満と、とにかくとても細くて長いのが特徴的です。
どんな生物でどんな環境に生息するのか
道路なんかでも見かけたことがあるかもしれませんが、ミミズやナメクジ以上に乾燥に弱いため、湿った土の上や石の下に潜んでいることが多いです。
ですので、風呂場も好むのです。
自ら体を再生する
ミミズ同様、このコウガイビルも自分で体を再生する能力を持っています。
ちぎっても増えるだけです。
なんとも気味が悪いですね。
駆除するには
コウガイビルは、見た目が気色悪いのですが、何も害がないためわざわざ駆除しなくても良いと考えられています。
家の風呂場などで発見した時は割りばしなどを使って外に捨てるという方法がいちばん手っ取り早いです。
前述したとおり、ちぎっても自分で再生する能力を持っているため、ちぎっても増えるいっぽうです。
コウガイビルはナメクジを捕食するため、ナメクジを退治するのも良いかもしれません。
ナメクジを退治するのは、みなさんご存知の通り、塩を使うことですね。
また、風呂場に出没するのは原因があるのです。
排水溝の管に亀裂が入っているなどで外部から侵入してくるのです。
ですから、風呂場で発見した時は一度排水溝をチェックしてみましょう。
害がない分、駆除だけが良いとは言えないというわけです。
まとめ
害がないとはいえ、わたしたちが裸で入る風呂場で見つけるとぎょっとしてしまいますよね。
コウガイビルが出ないような環境をつくることが一番ではないでしょうか。