ミミズってうにょうにょしていてなんだか気持ちが悪いですよね。
雨の日には道端に膨れ上がったような大きなミミズがいたり、かと言って雨上がりにカラッと晴れたら干からびたミミズがあちこちに落ちていたり…
でも、ミミズって実は野菜や植物を育てている人にとってはすごく有難い生き物なんです。
ということで、今回はミミズを飼育して堆肥を作る、についてまとめました。
ミミズの糞は堆肥になる
冒頭でお話ししたように、ミミズの糞は栄養価がとても高く、堆肥にするにはもってこいなんです。
もちろんお店や通信販売などでもミミズの堆肥は売られているのですが、たくさん使うのであれば自分で作ったほうが安いし早いんですよね。
さらに、ミミズは家庭の生ごみなどを食べて糞をするのでエコにもなるんです。
では、どうやって堆肥を作るのでしょうか?
まずはミミズを飼育する
ミミズの堆肥のことを『ミミズコンポスト』や、『ミミフン』といいます。
この堆肥をつくるには、まずミミズを飼育するところから始めなければなりません。
しかし、栄養価の高い堆肥を生み出してくれるミミズは“シマミミズ”といって、その辺にいるミミズとは少し違うのです。
釣具屋さんに行ったら売っているところもありますし、家畜農業をやっているところの土の中にたくさんいたりもします。
通信販売でも売られているので、近くに農家さんがないのであれば自分で捕まえに行くよりかは購入した方が手っ取り早いでしょう。
ミミズの飼育方法
ミミズを飼育するとなると戸惑いが出てくる方もいると思いますが、大丈夫です。
室内で飼育するのが理想的ですが、屋外でも飼育することができます。
ただし、35℃以上にならないように、また、雨水が入ってしまわないようにだけ気を付けましょう。
まず、大きめの不透明な容器を用意します。
ゴミ箱だとフタもついているので良いでしょう。
深さは少なくても30cmあるものにしてください。
その容器に小さな穴をあけ、水分が出る場所を作っておきます。
ここまで出来たら、容器の下にレンガなどを置き、地面から少し浮かせるようにします。
中に牛糞堆肥やココナッツ繊維などを入れ、ミミズを投入します。
あとは家庭で出た生ゴミや新聞紙を一緒に入れるだけで完成です!
ミミズの堆肥はあの独特の嫌な臭いもほぼないと言って良いので、初心者でも気軽の始めることができます。
まとめ
- シマミミズの糞は栄養価抜群の堆肥となる
- 飼育箱を用意し、購入、または入手してきたシマミミズを入れる
- 家庭から出た生ごみや新聞紙を入れるだけで完成!