土の中を掘り返してみるとウネウネと動く紐のような虫がいた。
虫が苦手な方には嫌な光景かもしれませんが畑をやっている方にとって、これほど嬉しい存在はありません。
それはミミズが畑にいることで起こる効果が素晴らしいものであるからです。
畑にいるミミズは一体どんな役割を持っているのか。
調べてみました。
畑に住んでいるミミズはありがたい?
ミミズは畑の土作りという役割を持っています。
実際にはミミズにとってはただ土の中に住んでいるだけなのですが、ミミズが住んでいる土は彼らが動くことによって土が柔らかくなるので人は耕す手間が省けます。
またミミズが出す栄養満点なフンは畑の良質な肥料となるため、肥料にかかるコストも削減することができます。
畑で野菜を作る方にとってミミズは小さいながらに大きな効果を持つ存在なのです。
畑にミミズを住まわせたい場合は?
ミミズのエサとなる堆肥を土に混ぜてあげるとミミズにとって住みやすい環境となり、繁殖して増えていきます。
土の状態、堆肥の状態によっては約1年の時間がかかることもありますが堆肥を与え、土を耕しすぎないようにすればミミズは増えていくでしょう。
土を耕してしまうと農具などでミミズを傷つけてしまうこともあります。
ミミズは土の中を潜って移動しますが、この時にミミズが通ることによって土が柔らかくなります。
ミミズがいる土は耕しているのと同じ効果を持っているのであまり土を耕す必要はありません。
畑にミミズコンポストを置くとどんな効果がある?
ミミズコンポストというものが一部の方で流行っています。
シマミミズという種類のミミズで行えるミミズコンポストはミミズを飼い、自宅から出た生ゴミをエサにしてミミズ達を飼育、生ゴミを分解して排泄物を畑や花壇の肥料とする循環のことです。
電気などのエネルギーを使わず、ゴミとして出たものをミミズが処理してくれるので省エネでゴミの削減にも繋がります。
その上ミミズが出してくれた栄養価の高い肥料で野菜や果物を育てられるという自然に優しく、人のためにもなる様々な効果があります。
まとめ
ミミズは自然に優しい効果を色々ともたらしてくれます。
気持ち悪いからと毛嫌いせずに畑にいる場合はおいしい野菜を育ててくれる立役者だと思って、見守ってあげましょう。