主に釣り餌として知られているゴカイとミミズですが、釣りをする人もしない人も、明確な違いって知っていますか?
ミミズの説明は何となくできるけど、ゴカイの説明は出来ない…
なんて人も少なくないのではないでしょうか。
ということで、今回はゴカイとミミズの違いについてまとめました。
ゴカイとは?
ゴカイは、環形動物門に分類されている生き物です。
メスとオスがいて、手足が生えている多毛網に属しています。
海釣りをする時はイソメの他にゴカイを使うという方も多くみられます。
ただし、ゴカイは噛むことがあるので餌として入手して針につける時には注意しましょう。
また、ゴカイは節がたくさんあり、身の危険を感じると自ら節を切って逃げることができます。
ミミズとは?
ミミズはゴカイと同じように環形動物門に分類されていますが、手足のない貧毛網に分類されています。
また、ミミズにはメスとオスの違いはなく、節もありません。
釣りに関しては海釣りには不向きな生き物で、主に淡水魚を釣る時や河口でうなぎを釣る時などに餌として使用されています。
ゴカイとミミズの違い
主な生息域として、ゴカイは海中の泥の中などに生息しており、ミミズは陸地で生息していることが多いです。
しかし、ミミズも水域に生息しているものもいるので、水域にいたからと言って『これはゴカイだ。』とも言えません。
しかし、見た目の違いははっきりしています。
長くてにょろにょろしているもの、という認識はあるかと思いますが、見比べてみるとミミズはムカデのようなたくさんの足はなく、つるっとしていますよね。
それに比べ、ゴカイは棘のような足がたくさん生えています。
動き方も、ゴカイはにょろにょろと動くのに対し、ミミズは縦に伸縮して前に進んでいきます。
また、ミミズには顎はありませんがゴカイには顎があり、噛まれるとちくっとして痛いので、ゴカイに触る時には軍手をすることをオススメします!
まとめ
- ゴカイは環形動物門多毛網(手足がたくさんある)
- ミミズは環形動物門貧毛網(手足がない)
- ゴカイは自分で尾を切ることができるが、ミミズは自力では切れない