お家のお庭の土が、知らない間にあちらこちらがぼこぼこと盛り上がっているという経験はないでしょうか。
土が盛り上がることによって、きれいに植えられた芝生までもが盛り上がってお庭が台無しに!
なんて悲しい経験をされた方もいるかもしれません。
これは土の中で生息するミミズの仕業なのです。
何か対策はないのか、ミミズの特性とともに調べてみました。
土の中で移動する時に・・・
ミミズは土の中で土を食べて生きています。
食べて生きているわけですから糞をします。
ミミズは土の中を移動しながら糞をします。
糞は植物にとって重要な栄養源となります。
ですからミミズが移動しながら糞をすると土の中に栄養が行き届き土の状態も良くしてくれるのです。
さらには、ミミズの通り道に空気の穴ができ、土や植物の根が呼吸できる状態にしてくれるというのです。
ミミズってすごい!!
農作物には欠かすことのできない益虫といえますね。
しかしこの空気の穴、これがまさしくお庭を台無しにしてしまう原因となるのです。
掘り進んでいるわけですから当然土の表面は盛り上がってしまいます。
農作物や土には非常に良い影響を与えてくれるのですが、残念ながら、きれいに芝生で整えた庭にとっては害虫でしかないのかもしれません。
駆除するべきか?
きれいな芝生には害虫でしかないのなら駆除すべきか・・・。
それはちょっと考えてください。
冒頭に記したとおり、ミミズのいる土は良い状態が保たれているわけです。
駆除するのは簡単ですが、ミミズがいなくなった土を良い状態に保てるかどうか。
保てないと芝生もきれいに生えなくなってしまうかもしれませんね。
でも景観を損ねているし、悩むところです。
こればかりはどちらを取るかということになってしまいます。
ミミズは3月~4月にかけて一番活動的になるので、この時期だけ駆除するという方法がミミズにも土にもいちばん良いかもしれませんね。
まとめ
場所によって、益虫にも害虫にもなりえるミミズ。
上手に付き合っていく必要がありそうです。