部屋に飾るのにちょうど良い大きさだと思い、喜んで購入した素敵な観葉植物。
気分よく水遣りをしている途中、うにょうにょとミミズが出てきたら……!
「ミミズなんか見るのも嫌ー!」な方は、一体どうすればよいのでしょう。
もし、留守中にミミズが這い出てきて、室内の床をあちこち這い回っていたら?
想像するだけで身の毛がよだつのでは?
何か良い解決策がないか見ていきましょう。
観葉植物の土にシマミミズが潜んでいる可能性。ハイドロカルチャー観葉植物ならミズミミズの可能性
観葉植物に水を上げた際、とても細くて赤色っぽいミミズがにょろにょろと出てきたのであれば、それは「シマミミズ」でしょう。
水遣りをしたため、土中に紛れ込んでいたシマミミズが酸欠状態になって這い出てきたのです。
観葉植物を購入した時点から既に潜んでいたのでしょう。
ハイドロカルチャー観葉植物を育てていて、白い糸くずのようなものが水中でうごめいていたならば、「ミズミミズ」かもしません。
ミズミミズは水質が悪化したことで発生します。
シマミミズの駆除方法
細くて赤っぽいミミズであれば、(おそらく)最初から鉢土の中に紛れ込んでいたシマミミズが、観葉植物への水遣りにより酸欠状態になって地表面に這い出てきたのでしょう。
水遣りをする度に鉢土の中の空気が少なくなるため、まだ土中に紛れているのであれば、次回や次々回も這い出てくることが考えられます。
駆除方法としては……
- 水遣りの度に這い出てくるシマミミズを捕まえて駆除する
- シマミミズがいたということは、畑の土が混じっていたということなので、鉢土を全て、観葉植物用の土や綺麗な土に入れ替える
- 室内に置くのはあきらめて、外で育てる
- 椿油粕で水溶液を作り、鉢の上からかける
100%天然の椿油粕ペレットに含まれる椿の実には、天然の界面活性剤サポニンが含まれています。
水で溶かすと泡が立ち、これを鉢土にかけることでミミズの呼吸が阻害されるため、駆除できます。
水溶液になったサポニンは数日で分解されます。
人体には無害ですし、紫外線でも分解されます。
ミズミミズの駆除方法
ハイドロボールと呼ばれる人工の土を利用して観葉植物を育てている方がいます。
ハイドロカルチャーと呼ばれる栽培方法で、初心者の方や、お部屋に土を持ちこみたくない方、小さな観葉植物を育てたい方にはお勧めとされています。
清潔で無臭、ハイドロボールが劣化しにくい、水の残量が見えるので管理し易く根腐れを起こしにくい、お洒落な容器で楽しめる、などの利点がありますが、完全に小動物を排除することはなかなか難しいようです。
ハイドロカルチャーだから安心と思っていると、いつのまにか白くてうねうねする小さな生き物が水中でうごめいていたりします。
これは、ミズミミズの可能性があります。
とても小さく、およそ0.1㎜~数ミリのミミズで無害です。
水質が悪化していたり、水が多すぎていても発生すると言われます。
駆除方法として、以下の方法が考えられます。
- ハイドロボールと容器を綺麗に洗って日光消毒する
まとめ
いかがでしたか?
鉢土のシマミミズと、ハイドロカルチャーに発生するミズミミズは、種類と駆除方法が違う事がわかりました。
こまめに観葉植物の状態をチェックして、元気に育ててあげましょう。