畑の土をその生態や排泄物で良い土へと変えてくれるミミズですが全くいない土があるのでしょうか。
また多すぎたりするとどんな事態を招くのでしょうか。
見た目はともかく、人間には害がない存在であるはずのミミズについて調べました。
ミミズにとって最適な環境とは?
ミミズは種類によっても異なりますが異常がない土ならばどこでも生息をしている生き物です。
有機物がたくさんある場所、湿った場所に多く生息をしています。
ただ綺麗に耕され過ぎた土はミミズには生息しづらいとされています。
あまり耕運をされていない畑の方がミミズは好みということです。
ミミズが全くいない土はどんな土?
ミミズは土の中に微生物が存在していれば生息していると考えられますが、全くミミズが生息していないとなると土が極度に栄養不足、もしくは化学肥料によって微生物が住むことができない土となっている可能性があります。
ミミズは有機物を食べて栄養のこもった排泄をします。
そうすることで畑に適した土作りを行ってくれる生き物なので、多少悪い土でも住み続ければ整った状態にできるのです。
薬などで微生物がまったくいないという状況はミミズにとっても薬浸けの中に住むようなもの。
住むことができない環境ということでしょう。
ミミズが多すぎる土はどんな土?
ミミズが多い土は栄養価がたっぷりでミミズも繁殖をしやすい土です。
ミミズが動いて土を掘り返してくれるため、いつも柔らかい状態の土であることでしょう。
野菜を植えたりすれば栄養価の高い野菜がなりやすく、また水はけも良いので畑としては最適な状態です。
そんなミミズが多すぎる状態は悪いことはなさそうですが畑にたくさんの数がいると、ミミズが苦手な方にはなかなか馴染めない光景ではあるでしょう。
またミミズがたくさんいるとミミズをエサとする鳥やネズミなどの動物達がたくさんやってきます。
畑にせっかくなった野菜をかじられないように、ミミズが多い場合はそういった対策が必要でしょう。
まとめ
ミミズは多すぎてもあまり問題はないようですが少なすぎる土地の場合は畑作りをする際、不安になってしまいますね。
畑を作る際はなるべくミミズがたくさんいる土地を狙ったり、選んだ土地が昔はどんな状態であったかなど情報収集をしていくといいでしょう。