夏の雨上がり、干からびたミミズが大量に道路にいるのを見かけたことはありませんか?
周りに畑などが多い場合には、ミミズの数も増えて歩くのも大変なほどたくさんいることもあります。
ではなぜ夏の道路にはミミズがたくさん出てくるのでしょうか?
という事で今回はその疑問を解消するべく、ミミズが夏に道路にいるのはなぜなのかまとめました。
ミミズはどこにいる?
普段生活をしていて、ミミズを見かけることってほとんどありませんよね。
ミミズは普段土の中で生活をしています。
ミミズの糞は栄養がたっぷり入っていて、作物などを育てる時に堆肥として活用されます。
独特の形や動きから気持ち悪いと言われてしまうミミズですが、ミミズがいる畑は良い畑と言われるほど、農家の方や家庭菜園をしている方に広く愛されているのです。
イトミミズなど水中でも生息できるミミズもいますが、普段見かけるミミズはほとんどが土の中で生息しているのです。
雨が降ると…
普段土の中で湿気や水気の多い場所を好んで生息しているミミズですが、その理由というのは“湿気のある所にミミズの天敵であるモグラがこないから”なんです。
そんな湿気を好むミミズですが、土がぐちゃぐちゃになるまで濡れるのは嫌います。
雨が降ると空気の中にある炭酸ガスが土の中に溶け込み、呼吸ができなくなってしまうのです。
そのため、土の中から逃げ出そうとアスファルトのところまで出てきてしまいます。
雨上がりのミミズ
ミミズは乾燥に弱い生き物です。
しかし、雨が降って土の中から出てきてしまうと今度は雨上がりの太陽がアスファルトを照りつけ、どんどんどんどん干からびていってしまうのです。
急いで逃げようとしますがその間にも太陽はアスファルトを照り付け、土にたどり着くまでに干からびてしまいます。
雨上がりにミミズがたくさん干からびているのはそのためなんですね!
まとめ
- ミミズは、天敵のモグラが来ない湿気の多い所を好む
- 雨が降ると土がぐちゃぐちゃになり、大気中にある炭酸ガスが土に浸みこんでしまい呼吸ができなくなるのでアスファルトまで逃げ出してくる
- 乾燥に弱いミミズは雨が上がるとアスファルトを太陽が照り付け、どんどん乾燥して最後には干からびてしまう