ミミズもたくさん種類がいますが、そのほとんどは土の中で生息している生き物です。
ではなぜ釣りの餌にミミズが好まれているか不思議ではありませんか?
水中で暮らしている魚は普段ミミズを食べることはないのになぜ食らいつくのか…
という事で今回は、なぜミミズは魚の餌になるのか、についてまとめました。
うなぎはミミズで釣れる!
国産のうなぎは高級で、普段スーパーに並んでいるものはちょっと手が出せないですよね。
しかしこのうなぎ、河口付近でミミズで釣ることができるのです。
魚は派手に水中で動くものや細長くて飲み込みやすい形に反応して『食べる』という行為に至ります。
ミミズのようににょろにょろと動く細長い生き物は魚にとっては実は格好の餌となるんですね!
さらにミミズはにおいが強いため、鼻が敏感な魚は反応しやすいのです。
なぜミミズを餌と認識できる?
普段水中にはいないはずのミミズを、なぜエサだと認識することができるのか不思議ですよね。
魚は、食べたことがないものは好んで食べようとはしません。
ミミズは主に土の中で生活していますが、渓流や河口付近に生息しているミミズも少なからずいるのです。
また、雨が降った時土の中にいるミミズが川や池に流れていき、それを食べた魚が『これは食べられるもの、おいしいもの』と認識してきたのです。
ミミズはどの魚も餌に出来でる?
先ほどの話の流れで行くと、『じゃあその辺でミミズを捕まえてきてエサにすれば安上がりだ!』と思いがちですがそうでもないんです。
たしかに河口などで釣る魚はミミズを餌にして釣ることができるのですが、海釣りだとそうはいかないのです。
海の中は浸透圧が違う為、ミミズの水分がなくなったりちぎれたりしてしまいます。
その点、同じような形をしたイソメやゴカイは海釣りに適しているので使い分けをするのが良いでしょう。
まとめ
- ミミズは土の中で生息するものがほとんどだが、水中に生息するものもいる
- 海釣りをすると浸透圧の関係でミミズの餌としての機能がなくなってしまう
- 河口釣りや渓流釣りに適している
- 雨が降った時など、ミミズが流れてくるので魚は食べられるものだと認識している