ミミズはどうやって繁殖するの?

その方法をお伝えします。

ミミズ 繁殖 方法

ミミズの繁殖方法とは?

多くのミミズ類は雌雄同体であり、生殖時期になると、二頭の大人のミミズが、双方の体を逆方向に向けて環帯部分の腹面を接着することにより交接をおこない、精子を交換します。

ミミズは交接後、体の表面に筒状の卵包を分泌し、これと体の隙間に複数の受精卵を産卵して栄養物質を分泌します。

産卵と分泌が完了すると、首輪を脱ぐように卵包を頭部の方向に送りだし、頭部から離脱すると、筒状の卵包の前端と後端が収縮して受精卵と栄養物質を密閉します。

飴の包み紙のような感じです。

誕生は、ほぼ親と同じ姿の幼生が生まれます。

アブラミミズやミズミミズでは無性生殖も盛んに行われるようです。

横分裂によって前後に二個体に分裂するのが普通であるのですが、二個体がつながって活動する連鎖体が見られることもあります。

これらの類ではちぎれた場合もそれぞれが再生して一個体になります。

このようにミミズは交接によって子孫繁栄するのですが、雌雄胴体なのでミミズを増やすには2匹いれば増えていきます。

およそ3ヶ月で大人になり、交接が出来るようになります。

水分に注意していればどんどん増えて行きます。

ミミズは土を食べ、そこに含まれる有機物や微生物、小動物を消化吸収した上で粒状の糞として排泄します。

良質な土壌形成が出来るので、特に植物の生育に大きな役割を果たしています。

そのため、農業では一般に益虫として扱われています。

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まとめ

ミミズの繁殖方法についてまとめました。

大人のミミズが二匹いれば繁殖は可能ですし、餌として育てる人もいます。

ミミズは1日あたり体重の半分から同量程度の餌を摂取し、その糞が良質な肥料や土壌改良剤として利用できることから、積極的に生ごみ等の有機物をミミズの餌として与え、その糞を肥料として利用するミミズ堆肥化をすることも可能になっています。

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